資金調達といえば、昔は金融機関が頼みでした。ところが、2007年のアメリカのリーマンブラザーズの破たんにより、金融機関の信頼が一段と落ちてしまいました。リーマンショックにより世界恐慌が起こってしまい、金融機関自体の信頼がなくなったのはアメリカのみではありません。日本でも同様に金融機関の信頼がなくなっていったのです。お金を借りる場合は、金融機関を除けば貸し金会社などがありますが、なにぶん金融機関に比べると年利が高くなり返済が大変になってしまいます。そうすると、これから事業をする人にとっては、借り入れができなくなり事業を始めるのが難しくなってしまうでしょう。ですが時代に応じて変化をしていく業界です。金融機関が信頼できなくなった代わりにソーシャルレンディングと利用方法が考え出されました。

ソーシャルレンディングとは何か

ソーシャルレンディングは、インターネットを利用したお金の貸し借りです。これは、2002年ごろ、イギリスを中心にスタートしました。日本に入ってきたのはそれより6年が経過した頃です。2008年ごろから日本に広まりを見せてきましたが、10年経過したもののまだ本格的な広がりを見せているわけではありません。具体的な方法としては、投資家は金を貸し出し、それを仲介業者が預かります。お金を借りたい人が仲介業者にお願いをして、お金を借りる仕組みです。両者がうまくマッチすれば、借り主は資金調達をすることが可能になるというわけです。面白いのは、実際に現金が動いていないことです。つまりネット銀行のように、お金を貸すことなく資金を借りたり貸したりすることができるのです。

お金の貸し方や借り方には二つのタイプがある

資金調達をするうえでソーシャルレンディングは、重要な役割を果たしていますが、まだ日本ではそれほど広がっていないのが現状です。広まっていない理由は、新しい仕組みについて積極的に取り入れたいと思う人が少ないからです。また、国内でそれほど実績がないのも参加しにくい理由でしょう。2割程度のアーリーアダプターが積極的に参加しているだけの現状です。ですが、ある程度広がってくれば、それは信頼できるものと認識するため多くの人が参加することは間違いありません。参加する場合には、オークション型とマーケット型があります。オークション型は、借り主が貸し主に対してどのようなお金の使い方をするかというところをアピールしていきます。一方マーケット型は、仲介業者による審査が行われ格付けが行われるのです。このように二通りの方法があり、会社によってどちらかになっているのが特徴でしょう。