最近、日本で大きな注目を集めている投資手法が、お金を貸したい投資家と、資金調達を行いたい会社を仲介するソーシャルレンディングです。人気がある理由は、少ない資金からでもスタートできるからです。期待利回りも高くて、運用期間も短いため、大きな注目を集めており、市場規模は年々成長しています。簡単に言うと、貸付型のクラウドファンディングの一種ですが、インターネットを通して、短期間で資金調達が可能なので、大きな魅力があるのです。世界中のクラウドファンディング市場を見ても、ソーシャルレンディングが占める割合は大きくなっています。日本国内でも、有名企業が参入しており、今後は、数千億規模に拡大すると予測されています。仕組みについては、雑誌など様々なメディアで紹介されているため、広く認知されるようになってきました。

仕組みを知って活用することが大事

借り手と貸し手を結びつけるのが仲介事業者です。貸し借りの仕組みは、仲介業者により異なる部分もありますが、基本的な部分は同じです。資金調達をしたいと考えている会社は、まず仲介業者に融資の申し込みを行います。融資の申し込みを受けた仲介業者は、申し込みの書類や信用情報機構のデータを参考にして審査を行います。審査をクリアできれば、募集金額、用途、返済期間、金利など様々な条件がインターネット上に公開されて、募集が始まります。お金を貸す側は、公開された情報を見て、どの会社にいくら融資するかを決めます。必要な額が集まると、そのお金が借り手に融資されることになるのです。お金を借りた側は、契約に従って毎月の返済を行います。そして、お金を貸した側には、源泉徴収と手数料を引いた元本と利息が分配されることになります。

銀行に依存しない新しい資金調達の方法

これまで、お金を借りるために銀行を頼っていた会社も多かったのですが、新しい資金の調達方法が登場したことによって、銀行に依存しない会社も増えています。起業したばかりの会社や、不動産などの担保がない会社は、お金を借りたくても、銀行から融資を受けることが難しかったのです。しかし、今は、銀行などの金融機関を踏査なくても、投資家からお金を集めることができるわけです。さらに、比較的低金利でお金を借りることができるのも、ソーシャルレンディングの強みです。日本では、融資先の情報が非公開であるため、相手側が信頼できるかどうか判断することは、仲介業者にとって非常に重要です。最近は、ITの技術開発に力を入れている企業も増えており、AIを使った自動融資審査システムを導入する企業も登場しています。